静岡の金融経済概況、2018年4月発表概要
日本銀行、静岡支店の発表によると県内の景気は緩やかに拡大している。
最終需要の動向をみると、設備投資は製造業を中心に一段と増加している
ほか、個人消費は、雇用・所得環境が緩やかに改善する中、持ち直しの動き
が拡がっている。また、公共投資は高めの水準で推移している。他方、輸出
は増勢が一服しており、住宅投資は総じてみれば減少している。
こうした下で、企業の生産は増勢が一服している。
雇用・所得をみると、労働需給は引き締まった状態が続いているほか、所
得は緩やかな増加が続いている。
消費者物価(除く生鮮食品)は前年を上回っている。
3 月短観でみた企業の業況感は、足もと製造業を中心に僅かに悪化して
いる。