【2021年11月発表】 電子記録債権(でんさい)の発生記録請求・利用者数の推移
でんさいネットより令和3年10月の電子記録債権(でんさい)の請求等取扱高などが発表されました。発表されたデータを基に分析を行いましたのでご報告します。(令和3年11月19日発表分)
でんさいの発生記録請求件数413,254件(前年比29.45%増)
でんさいの発生記録請求金額は2,480,367百万円(同26.84%増)
月末残高は8,941,234百万円(同30.78%増)となりました。
でんさい発生件数、金額、流動化割合、前月比の推移は下記グラフをご覧ください。
このデータやグラフによると、発生記録金額や件数、月末残高金額は前年比で増加しています。令和2年11月よりでんさいのは発生記録請求金額が前年比で継続して増加し、月末残高も増加しています。
利用者登録数(赤線の棒グラフ)は前年比101.47%でほぼ横ばい状態だった状況から微増と変化してきているようです。
また、発生したでんさいのうち分割されたり譲渡された件数の割合と金額の割合は
流動化割合(件数)18.50% ※1
流動化割合(金額)18.93% ※2
となり、流動化割合は、2か月の微増でしたが減少となっています。
※1流動化割合(件数)=【(譲渡記録請求件数+分割記録請求件数)÷発生記録件数】(%)
※2流動化割合(金額)=【(譲渡記録請求金額+分割記録請求金額)÷発生記録金額】(%)