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2016年の手形交換額は5年ぶりに増加 手形割引 栄光商事ニュース

弊社では毎月、全国銀行協会が発表する手形交換金額とでんさい請求金額の推移をグラフにしてお伝えしています。
このたび東京商工リサーチホームページより2016年の手形・でんさい動向調査についての発表がありました。

手形交換金額はピーク時から減少を続けていますが、2016年は約424兆円で5年ぶりに増加となりました。2015年の299兆円と比較すると41.8パーセントの増加となります。ただし増加理由は、大阪手形交換所の手形交換額が7.1倍(28兆6,848億円→205兆7,941億円)に急増したことによります。交換額は7.1倍になっているものの交換枚数は逆に減少(9,460千枚から8.926千枚、△5,64%)しているので特殊な要因によるものと思われ、全体的には減少傾向にあると思われます。
でんさいは、金額・利用者数共に2013年のスタートから右肩上がりの増加を続けています。2016年の発生金額は約11兆円で手形交換額には及びませんが、2015年比で4割増となっています。利用の浸透が今後の課題となりそうです。


以下東京商工リサーチホームページより抜粋
2016年(1-12月)に全国で振り出された手形の交換高は424兆2,244億円で、2011年以来、5年ぶりに増加した。
ただ、ピークの1990年の4,797兆2,906億円に比べると91.2%減の大幅減少し、手形減少の流れに変わりはない。
また、手形交換所は2016年に4カ所廃止され、全国では109カ所と1997年の185カ所から41.0%減少している。
2013年2月にスタートした全国銀行協会の電子記録債権(以下、でんさい)の2016年の発生記録請求金額(以下、でんさい額)は11兆1,683億2,000万円と、2015年より39.6%増加した。ただ、利用者登録数は2015年1月に40万社を超えたが、2016年12月末は44万4,025社にとどまり伸び悩み傾向もうかがえる。