でんさい(電子記録債権)を現金化する仕組みとは?実務に役立つ会計処理と仕訳例
目次
でんさい(電子記録債権)を現金化(資金化)するには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
でんさい割引とは、従来の紙の手形に代わる「電子化された債権」を、支払期日よりも前に銀行や専門業者へ譲渡し、割引料(金利相当分)や手数料を差し引いて資金化することです。
ネットバンキングやFAXで譲渡記録の請求を行うだけで、スピーディーに現金が指定口座へ振り込まれます。割引とは、将来受け取る予定の現金を、現在の現金に換えるサービスであり、その利便性の対価として「割引料」が発生します。
大きな違いは、支払不能時(不渡り等)の「買戻し義務(遡求権)」の有無にあります。
でんさいを集金後、すぐに銀行や割引業者へでんさいを譲渡すれば、当日中に現金化することが可能です。また、通常の支払いは 請求を出してから1ヶ月か2か月先に集金となることが多いですが、請求を出してすぐにでんさいで集金できれば、資金繰りが楽になります。 また、材料など先に支払いが発生する場合も手付金としてでんさいを集金して現金化し、材料を仕入れることも可能となります。
ビジネスローンや売掛債権担保融資はだいたい10%から15%での契約となることが多いですが、でんさい割引の場合、割引業者でも年率3%台から高くても12%台での 資金調達が可能です。(弊社の場合、適用条件がありますが、初回取引時は年率3.0%〜です。) また、でんさいは振出日から期日までの期間が60日から150日程度の期間となるため、必要な資金調達額の割合からすると金利コストは非常に少なくて済みます。 例えば、100万円の残存期間が90日のでんさい割引を年率5%で実行すると割引料は12,328円となり額面に対して約1.2%程度となります。
通常の銀行融資や事業者金融からの借入には、金額が大きくなったりすると連帯保証人が必要なケースが多くなっています。 しかし、でんさい割引の場合はほとんどのケースで連帯保証人は必要ありません。でんさいの発行企業の調査によってでんさいの現金化が可能になるためです。
資金調達で一番気になるのは、面倒な手続きがあるのではないかということです。ビジネスローンや不動産担保融資、売掛債権担保融資などには 事前の審査の段階から、決算書や資金繰り予定表などの提出が必要となります。一方ででんさい割引の場合は、そのでんさいを集金した時の成因となる 書類の提出は必要となりますが、決算書や資金繰り表の提出は必要ありません。なお、本人確認書類や個人情報取扱同意書は初回取引時に必要となります。
手形の場合は、手形をなくしてしまったり、盗難するリスクがありますが、でんさいの場合は現物の保管の必要もなく、手形のように取り立てに出さずとも支払期日になると口座に入金されます。譲渡する場合もFAXかネットのでのやり取りだけですので紛失や偽造などのリスクはほとんどありません。ネットバンクのIDやパスワード管理には気を付けましょう。
でんさいは、1万円単位かあるいは残額全額かで分割譲渡が可能です。例えば、320万円のでんさいを受け取った場合、105万円を材料屋のA社に分割譲渡し、115万円を下請け会社に譲渡し、残った100万円のうち、現金として必要な60万円だけを資金化し、残りの40万円は支払期日まで残しておくなど、1万円単位で自由に分割、資金化が可能です。
でんさいが現金化されるのは、支払期日になってからですので、それまでの間にでんさいの発行人が支払不能になったり会社が倒産するなどリスクが伴います。 もし、でんさいが支払不能となった場合や期日前にでんさいの発行会社が倒産などをしてしまった場合は、譲渡したでんさいを買戻ししなければなりません。
でんさいを譲渡するにはパソコンの操作が必要となります。パソコンの操作が苦手な方はお気軽にご相談ください。各銀行のでんさい操作の相談窓口もありますので、最初の何回か、譲渡など捜査に不安な方は相談窓口へ電話をしながら譲渡すると良いでしょう。
でんさい割引をした後、現金に余裕ができたので買い戻したいとしても、一般的には買戻しはできません。でんさいは割引したのち、 転々と他の業者や銀行などに譲渡されるためです。しかし、現金化した債権者が、同意した場合は一定の手数料を支払い、 買戻しが可能な場合もあります。
でんさいを集金後、分割して支払先へ譲渡する場合、その譲渡先がネットバンクででんさいを受け取りなどをする口座を開設し、登録をしていないと譲渡が出来ません。ケースにもよりますが開設までに1ヶ月程度掛かりますので、支払先に譲渡したい場合は事前に相談すると良いでしょう。
でんさいを受け取った際、紙の手形の「受取手形」と区別するため、一般的に「電子記録債権」という勘定科目を使用します。 また、額面金額だけでなく、窓口となる金融機関に支払う「利用手数料」の処理も必要となります。 具体的な実務の例として、以下の4つのパターンにおける仕訳例をご紹介します。
取引先から「でんさい」で支払いを受けた際は、「電子記録債権」勘定を使用します。受取側には通常、手数料は発生しません。
例:売掛金 1,000,000円の支払いとして「でんさい」を受け取った。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 電子記録債権 | 1,000,000 | 売掛金 | 1,000,000 |
満期前に現金化する場合、弊社(栄光商事)などへ支払う「割引料」と、銀行へ支払う「譲渡記録手数料(数百円)」の2つが発生します。
例:1,000,000円のでんさいを割り引き、割引料 5,000円と、銀行手数料 440円を差し引いた残額が普通預金に入金された。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 994,560 | 電子記録債権 | 1,000,000 |
| 電子記録債権売却損 | 5,000 | ||
| 支払手数料 | 440 |
仕入先への支払いに「分割」して譲渡する場合も、銀行へ支払う「分割譲渡記録手数料」が発生します。
例:保有している「でんさい」1,000,000円のうち、400,000円分を仕入先への支払いのために分割譲渡した。その際、銀行手数料 660円が普通預金から引き落とされた。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 400,000 | 電子記録債権 | 400,000 |
| 支払手数料 | 660 | 普通預金 | 660 |
【実務のポイント】
支払手数料は「譲渡した金額」から差し引かれる場合と、別途「預金口座から引き落とされる」場合がありますが、仕訳としては上記のように「支払手数料」として処理します。
割引や譲渡を行わず、そのまま満期を迎えて入金された場合です。入金時の振込手数料等は通常、支払元が負担するため、受取側には手数料は発生しません。
例:保有していた「でんさい」1,000,000円が期日に決済され、全額入金された。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 1,000,000 | 電子記録債権 | 1,000,000 |
でんさい割引を扱っているのは主に銀行や信用金庫、信用組合などの金融機関と貸金業登録をした割引業者の2形態の業態が行っています。 銀行でのでんさい割引のメリットは何といっても、割引率の低さです。最優遇割引率ともなると近年の低金利時代で年率1%を切るケースも出てきています。 銀行でのデメリットはまず、時間がかかることです。また、銀行などの金融機関はでんさい割引の場合でも、通常の融資の一つとして判断されます。 そのため、割引の申込人に信用力がないとでんさい割引をしてくれません。でんさいを集金した当日には現金化が出来ないケースがありますので金融機関と事前にご相談することをお勧めします。でんさいを集金してから時間的に余裕があり、ある程度銀行など金融機関に対して 信用力がある企業は、銀行での割引をすべきです。でんさいを集金することが決まり次第、でんさいを集金する前から時間的に余裕をもって取引銀行へ相談するのが良いでしょう。
一方、でんさい割引業者の場合、金融機関と比べると割引料に関わる割引率が高くなるのがデメリットです。 しかし、最近では、でんさいの流通量が大幅に低迷し、低金利時代が長く続いているため、割引業者での割引率は年2%後半台から可能となってきています。 割引率は年率ですが、でんさい割引の場合、でんさいの支払期日までの日割り計算での割引料となるので、それほどの負担となりません。 また、決算書の提出など面倒な手続きもなく、信用力や資産などに自信のない中小企業でも割引可能です。でんさいの発行企業などの調査やでんさい額面、 残存日数などによっての判断となります。でんさいを集金した当日に現金化することも可能です。 お急ぎの場合は、貸金業者の割引業者での割引がおすすめです。
創業50年超の栄光商事では、長年積み上げてきた信頼と実績で、お客様を全力サポートいたします。 お客様が抱える「でんさいの操作が難しそう」や「銀行の審査では間に合わない」といった不安を解消し、 でんさいの譲渡から現金化までスムーズなサービスをお約束します。
でんさい割引の最大のハードルは、インターネットバンキング等のパソコン操作です。弊社では、「譲渡のやり方がよくわからない」というお客様の声に応え、 オペレーターが電話で画面を見ながら、ひとつひとつ丁寧に操作をご案内いたします。実際に、「1度目の操作で教えてもらい、3回目からは迷わずできるようになった」 という喜びの声も多くいただいております。初めての方や、IT操作に不安を感じている方も、どうぞ安心してお任せください。
資金繰りの改善にはスピードが欠かせません。栄光商事のでんさい割引は、銀行融資とは異なる独自の審査基準を設けています。
最短10分で見積回答: お電話やLINEでお申込みいただければ、最短10分で割引料をご提示します。
最短1時間で現金化:必要書類が整えば、お申込みから最短1時間程度で実行(入金)が可能です。
銀行で断られた案件も多数実績あり:銀行の融資枠がいっぱい、あるいは審査に時間がかかると言われた場合でも、弊社は 「でんさいを発行した企業の信用力」を重視して迅速に判断いたします。
LINEや電話で全国どこからでも即日対応
神奈川の本社だけでなく、日本全国の経営者・個人事業主様のご相談に対応しています。ご来店の必要はなく、お電話・WEB・LINE・FAXの4つの方法から、 お客様にとって最も便利な手段で簡単にお申込みいただけます。操作に不安を感じている方は、まずはお気軽に弊社のフリーダイヤルへお電話ください。
| 割引可能金額 | 債務者(発行企業)ごとに決定 | |
|---|---|---|
| 電子債権の種類 | でんさいネットに登録された電子記録債権(通称:でんさい) | |
| 割引率 | 年率 3.0% ~ 14.6%以内 弊社でお取引が初めての方専用特別割引率はこちらから 電子債権を発行した債務者(振出人)の信用度や額面、残りの日数などにより決定いたします |
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| 実質金利 | 年率 15.0%以内 | |
| 手数料 | 無料です! | |
| 担保・保証人 | 不要 | |
| 遅延損害金 | 年率 20.00%(支払不能等などによる買戻しの場合) | |
| 取引形態 | 電話やメールでのお申込み後、振込致します | |
| 対応地域 | 全国対応 PC操作がわからない場合はお伺いして行うことも可能です (神奈川県内、都内、不可能な地域や日程もあります) |
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| 印紙代 | 電子的交付の場合、無料。(初回は弊社負担で無料です!) 2回目以降、200円か4,000円(次回より不要)の印紙代はお客様のご希望で選択可能です |
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| 振込手数料 | 無料です! | |
| 必要書類 | 記録事項開示結果などの画面のコピーやPDF 支払明細書など今回のご集金の成因を裏付ける資料 (詳しくは担当者からご説明いたします) 本人確認書類 |
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| 本人確認書類 | 法人の場合 会社の履歴事項全部証明書の写し 会社の印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内) 代表者様、ご担当者様の運転免許証等の本人確認書類 個人事業主の場合 運転免許証等 印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内) 個人事業者であるあることが証明できる書類 (青色申告書や屋号が入っている請求書や支払明細書) |
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※諸条件により、お断りする場合もございますので、その際はご了承ください。




